諦めない理由

自己肯定感up

私は20年ほど病院で

事務として勤めていました。

働き始めた頃は、時間給のパートタイマーで






ゴールデンウィークや年末年始は

どうしてもお給料が下がってしまうので

残業をいつもより多くしていました。

というより、お休みが多いと

その分仕事がたまるので残業が増えます。






毎日自分なりにがんばっていましたが、

後から入ってきた大卒の正職員ほど

お給料がもらえていないことが不満で、






上司の見えないところで上手に

手を抜いている正職を見ていると、

(みんなではないのですが)

歯痒くて悔しくて何度も

辞めようと思いました。






「辞めてやる!」と意気込んで

ハローワークに行って職探しをしようとすると、

決まって自分の仕事が忙しくなり

目の前のことに集中していたら不思議なもので、

「辞めたい」と思っていた気持ちが

どこかに行ってしまいます。






それでもやっぱり、「こんなに働いているのに!」

という気持ちがどこかにあり、

・パートだから

・女性だから

・新卒でないから、大卒でないから

・専門職でないから

と、悔しい思いをしながら

それでも前向きにがんばっていた自分がいました。






そんなパートタイマーの時期を10年以上経て、

あるとき正職員になることができました。

待遇は以前に比べたらうんと良くなり、

住宅手当の補助もあったので、それまで

貯金をするということが、ほとんどできなかったのですが、

貯めることができ、欲しいものを欲しいときに、

買いたい物を買いたいときに買うことができました。






でも、今度は正職なんだから「やって当たり前でしょ」

と思われるようになり、結局残業は減るどころか

前よりも増えていきました。






今思えば、正職だからパートだからとか関係なく、

コミュニケーションをとって

仕事をしていけばよかったのかなと思います。






私がもっと頼ったら良かったのかなと。

前に出るところは出たほうが良かったのかなと。

出るところと、頼るところがわかりませんでした。

今までリーダーシップをやったことがなく、

そのような目線でこれまで働いていた場所で

人の動きを見てこなかったから。

女性の上司がいつもいたわけでもなく、

女性のリーダーシップの取り方を見てきませんでした。

(興味がなかったので見ていなかったのでしょうが)






そんなことはさておき、パートから正職になり

定年まで仕事を続けたら安定が保証されていた場所を

一気に捨て新たに始めた起業。

もちろん、辞めた理由は起業だけでなく

職場の人間関係や業務量の不公平さ、増量で

心が疲弊して辞めたのですが






安定を捨てて始めた起業なので、もう、後戻りができません。

後戻りしたら、がんばって正職になった私に失礼だし

正職になったのに、それを全部捨てて始めた私に失礼だなと。






頑張れないな〜ってときは

よくそれを思い出します。






だからこれが、私が諦めない理由なのかもしれません。

 






でも、ここまで書いて思うけど

こんなこと(がんばってきたこと)、






はっきり言ってど〜うでもいい。






私だけじゃなく、みんなそれなりに

頑張っているんだろうし。






ただ、自分が後から後悔しないために

いつも自分を好きでいるために

やれているのかもしれません。






そして、もし、進む場所が違ったら

サインが出るから、






それまで、進もうと思います。






ひとりごと

諦めない理由

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